2015年5月2日土曜日

院内研修

世はGW。
当院では5月1日に医療事故防止安全対策全体研修を、2日はマイナンバーに係る説明会を行いました。

医療事故防止安全対策の全体研修は年に2回以上行っており、今年度の第1回目。
今回の内容は「コミュニケーション不足によるトラブル防止について」です。

医療機関の職員には当然であっても、一般の方には完全に理解しえない専門用語や略語がたくさんある、ということを医療従事者が知っておかなければなりません。
いくら「分かりました」と患者さんが答えても本当に理解してくれたかどうかの確認はしないと。
大まかにはこういう内容。


そして、翌日のマイナンバー制度説明会。
これは事務長が現在知り得る限りの情報を職員に周知したものです。
運用は2016年の1月から段階的に開始されます。
ですが、本年の10月から12ケタのナンバーが1人1人に通知されます。
業種を問わず、すべての職場においてその番号を収集することに。
日本国民は全員、番号が付されることになるのです。
もっとも、運転免許証や健康保険証など、すでにそれぞれ番号が付されているので、もう一つ増えるだけなんですが・・・

基本的に税、社会保障、災害対策のためという目的があって、それ以外に使われることはないそうです、今のところ。
所定の税金を払わずに公的サービスを受ける人がいたり、国民皆保険制度の保険料を不当に納めなかったり、年金保険料を納めずに生活保護を受給したりといった人がまあまあ多いようで、不公平の是正と国家財政面でのとりっぱぐれ防止が主たる目的でしょう。
行政面の業務効率化も進むでしょうね。
ただ職場の担当者はしばらくの間大変だと思います。
制度の是非はともかく、決まっちゃったことなのでやることはやらなきゃなりません(泣)。

2015年4月16日木曜日

人事

この春、新たなスタッフが2名加わりました。
といっても本日からなんですが。

看護師1名、理学療法士1名です。

看護師はパートタイマーですが、10年ほど前に当院で勤務の経験があります。
そのころは資格取得のために勉強しながら働いていたんですが、今や立派なママさん。
当然、当時以上の働きを求め、皆様のお役にたてるよう、しっかり教育してまいります。

理学療法士は今春卒業したての社会人1年生。
実績はこれから、の新人です。
熱血漢あふれる好青年ですので、先輩スタッフもうかうかしていられません。

どうか末永くご愛顧くださいますようお願い申し上げます!

一方、まもなく紅一点の理学療法士が産休に入ります。
今のところ出産後は育児休業を取得し、その後に復帰の予定となっております。
まずは無事の出産を願い、元気に復帰してもらいたいものです。

2015年4月1日水曜日

介護報酬改定に関すること

今年は介護報酬の改定年です。
介護保険の利用料が4月1日より変更となります(変更のないサービスもあります)。
3月にはあちこちで説明会も開催されました。
しかし、いまだ厚生労働省からの通知が届いていないために不明となっている点が散見しており、にもかかわらず原則として4月1日までに届け出を行わなければならない、とされていることから多くの事業者が混乱しておりました。


当院の提供する「介護」サービスは訪問リハビリ通所リハビリ(1時間以上2時間未満)の2つ。
介護報酬はそのサービスごと、時間ごと、内容ごとにそれぞれ「単位」という単位で国により単価が定められます。
加えて、それぞれ加算項目が設定されており、一定の条件を満たすことで合算されます。
一般にはその単位に10円を乗じ、利用者はその1割を自己負担としてサービス提供者に支払うことになります。
要介護認定からケアプランの作成等の一連の流れも含め、なかなか一般の方には分かりづらいと思われます。

訪問リハビリを例にあげますと、基本単価は5単位引き下げれました。
しかし、従来設定されていた加算項目が廃止されたり、新たに追加された加算項目が生じたりして、その合計は今までと変わらないか、若干増えることが考えられます。
通所リハビリも多くの事業所では同様のようですが、当院に限っては異なります。
もともと医療保険でのリハビリと大差なくサービスを受けてもらおうと、一番短い時間帯での通所リハビリサービスを提供していたのですが、送迎を行っていない事業所に対して「送迎未実施減算」という単価が新たに設定されたためです。
したがって、当院の提供する通所リハビリは利用者にとっては大きく値下がることになりますが、提供側としては赤字となるために事業を継続することが困難となります。
もしかするとサービスの提供を中止することになるかもしれません。


今後は「地域包括ケアシステム」が徐々に確立されていきます。
現段階では「何それ?」の域を出ないようですが、一言でいえば医療・福祉を総合的に地域でケアするというもの。
ある意味では古き良き時代を求めているものの、時代に逆行しているとは思われたくないのでわざわざ複雑な文言を用いてややこしくされているような気もします。
何はともあれ、医療も介護も一事業である以上、経営的な独立が求められており、競争が激しくなっています。
患者や利用者への良質なサービス提供は最優先ですが、なかなか医療経営や施設経営が困難な時代であることもご理解いただければ、と思っております。

2015年3月23日月曜日

トイレ改修(一部)

3月になっても寒い日が続いていましたが、ぼちぼち「一雨ごとに春が近づく」ことを実感できるようになってきました。
花粉飛散情報に加えて、桜前線のニュースがテレビ画面に映るようになると猶更です。

このところ更新のたびに「院内設備」に関するニュースをお伝えしてきましたが、今回も手を入れた個所があるのでお知らせします。
1階の女子トイレを改装し、車椅子での出入りもできるようにしました。
当院の身障者用トイレは2階にあり、車椅子利用の方は2階まで行かねばなりません。
大型ショッピングモールにあるような多目的トイレをイメージしておりますので、「女子トイレ」というよりも「一部共用」とお考えいただきたい。

改装前は入り口から見るとこんな感じ。
 
改装後は内部の衝立(パーテーション)がなくなり、広々とした空間になりました。
人によっては落ち着かないかもしれませんが、先述の通り大型ショッピングモールにも普通にあるので、広い空間も一般的になってきているように思われます。

以前は、衝立のために車椅子利用の方に不評でした。
それがなくなったため、介助者の方も含め、移乗が楽におこなえるようになります。

やはり20年前とは車椅子を利用されている患者さんが増えていること。
このトイレ改修要望は数年前からありましたが、やっと実現にこぎつけることが出来ました。

豊橋市内は医療機関の新築ラッシュで、新しくてキレイな建物が増えています。
羨ましい・・・と思いつつ、スタッフ一同がアイデアを出し合って、少しでも皆様のお役にたてるよう、また皆様にご不便をおかけしないように努めてまいります。

2015年2月4日水曜日

一部の機器更新 ほか

寒い日が続きます。
少し前までインフルエンザが猛威を振るい、当地方でも警報が発令されました。
少し落ち着いてきたように感じますが、油断大敵。
特に受験生がいるご家族は細心の注意が必要ですね。


さて、本日(2月4日)は休診日でしたが、業者に依頼してワックス清掃を実施しました。
定期的に実施しているんですが、今回は少し発奮して塗装エリアを拡大。
少し明るくなったような気がするのは気のせいでしょうか。

そして、PACSを更新。
PACSとは、『Picture Archiving and Communication System』の略で、医療用画像管理システムのことです。
以前にもお伝えした通り、最近の医療用画像(レントゲンなど)もデジタル化となり、撮影から間もなく画像がモニタに映し出されるようになっています。
そのデータを送受信したりモニターに映し出したりするのはもちろん、法に定められた期間保存するためのシステムなんです。
今まで使用していた機種はOSがWindowsXPだったこと、保守費用が割と高めだったこと、想像していたよりもトラブルが多かったことなどから切り替えることにしました。
機種変更したからと言ってトラブルとは無縁なわけではないでしょうが、リスクは減少すると思っています。

実は、今現在も作業中で、明日からスムーズに運用するために最後の詰めを行っています。
一見してそれと分かるようなものではありませんが、少しずつ変化してるのです。