今回のコンセプトは「Well Ageing(上手に老いる)」ということで、まずは平均寿命と健康寿命の話から始まりました。
2010年の統計によれば、平均寿命は♂79.6、♀86.4となっておりますが健康寿命(介護を受けたり寝たきりになったりせず、制限なく健康な日常生活を送ることが可能な期間)は♂70.4、♀73.6だそうです。
男性はその差が9.22であるのに対し、女性は12.8となっております。
もちろん個人差はありますので、一律に該当するわけではありません。
ですが、その差を少しでも縮めるために、一つの要因であるエストロゲンなる物質の減少を緩やかにするという提唱がありました。
エストロゲンの減少が何をもたらすかと言えば、骨量の消失による骨粗鬆症や過活動膀胱のリスクが増大することです。
しかし、これらはなかなか気付きにくく、気付いた時にはかなり進行してしまっている可能性もあります。
当院にはファイザーさんからの提供で、自己診断できる「骨折発生リスク計算機」が置いてありますので、チェックしてみてはいかがでしょう?
以前に比べてトイレに行く回数が増大された方は一度診察を受けるべきです。
不安な方はぜひ看護師等スタッフにお問い合わせください。
それにしても、製薬会社としての最終的な目的は自社製品の普及なのでしょうが、その手法も以前とはだいぶ変わってきたなぁ、と感じる今日この頃。
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