2012年12月21日金曜日

医療とIT

あらゆる業界でコンピューターがなくてはならない時代です。
もともとマニア向けのツールとしてパーソナルコンピューターは存在していましたが、圧倒的にファミリーコンピューターの方が一般家庭には多かったですよね。
やはりウインドウズ95発売後から普及したものとみるべきでしょう。
二の足を踏んでいた人(自分も含む)も使ってみると「おや?」となり、結構専門知識がなくても操作できることが普及した一番の要因と思われます。

そのころからだいたい20年になろうとしています。
i-phoneに端を発したスマートフォン。
この1~2年で携帯電話を駆逐する勢いで普及しています。
背景にはインターネット環境が整備されているのですが、実は新聞などの報道でも事実誤認が時々見られます。
スマートフォンは情報端末であり、パソコン機能を部分的に持ち歩けるようにしたものなんですね。
ついでに通話機能も付けてやろうか!ということなんです。
以前は個別の端末ごとにあった機能(例えばスケジュール管理端末や電子辞書など)がアプリとして必要なものを自分で取り込んだり、調べたりすることもできます。
時々「高機能携帯電話=スマホ」という記事が新聞等に載ったりしていますが、スマートフォンは決して携帯電話の発展形ではないのです。

医療の世界では数年前から「電子カルテ」が少しずつ導入されてきています。
しかし、専用のソフト(アプリ)が必要なのに、必要とする数が多くないため価格が下がってきません。
需要と供給のバランスが悪いのです。
当院も二の足を踏むこと、数年が経過していますが、そんなこんなしているうちにタブレット型が現れそうです。
そりゃそうですよ。
大きさ、重さ、操作の手軽さなど利点がいっぱい。
今後は基幹となるコンピューターにタブレット端末を組み合わせたシステムが推奨されていくんでしょうが、ほんの数年前まで全く予想もできませんでした。
便利なんでしょうが、いろいろな意味で今後が不安です。

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