2012年2月27日月曜日

社会保障と税の一体改革って・・・

ちょっとひとり言を。

野田内閣では社会保障・税の一体改革大綱を閣議決定しました。

国会では自民党をはじめとする野党が反発する見込みと報じられています。

国民皆保険にはじまる社会保障は「保険料」という名目で強制徴収されます。

納税も国民の義務とされ、こちらも同じく強制徴収されています。

集められた保険料や税金はどうなっているのでしょう?

年金保険料をつかって変な建物を建て、運用しようとしていた省庁の責任はどこへ?

国民に知らせていないだけで資産運用に失敗しているのでは?

そんな疑問もなくはありません。


今春は2年に一度の「診療報酬改定」の年で、簡単に言えば医療の『単価』が変わります。

細かく言えば変わる部分と変わらない部分があるのですが、

医療崩壊と叫ばれて久しい現状でも一部の診療科を除いてはベースダウンとなります。

窓口負担が下がり、財布に優しいと感じられるかもしれませんが、

一方で医療従事者は抑圧され続けることとなりますので、『崩壊』の先へと進むことに。

結果として、かかりつけの医療機関がなくなったり、地域の医療機関が減少したりする

ことにつながってしまうんです。

そのくせ、「医療分野は雇用創出機能が強く、成長が見込める」とか言うんですから、

あいた口が塞がらない、とはこのことです。

「人員数や環境が整っているところ(=大きな病院)には高い単価を設定してあげましょう。

小さな病院は潰れてね。それが嫌なら介護保険で頑張って。」

という誘導型の設定なんですよ。


少しでも地域のお役にたてるようにと、我々は精一杯頑張っています。

国民に痛みを強いる前にやるべきことをやらないのは自民党も民主党も一緒だったんですね。

2012年2月20日月曜日

ウィルス大流行

やや下火になってきたとはいえ、インフルエンザが大流行です。

ザクッとした統計でも罹患されてしまった人数は昨年の3倍になるようです。

インフルエンザの予防接種は「インフルエンザにならない」のではなく、

もし感染しても重症にならないことを目的としています。

このあたり勘違いされている方もまだまだ多いのかもしれません。

やはり、常日頃の予防、つまり手洗い」「うがいはものすごく大切なのです。

ただ、一方であまりにも症状が軽いと、単なる風邪と勘違いして学校や仕事を休まない

頑張り屋さんもいるでしょう。

そうすると、ある意味では感染拡大になってしまうんですよね。


そして、もうひとつノロウィルス

爆発的に感染する危険性が報じられています。

インフルエンザと同様に、予防は「手洗い」の徹底が効果的なのですが、

生半可な手洗いではダメなのです。

流水で何度も繰り返し徹底的に行うことが重要とされています。

先日はニュース番組でもある病院の様子が報じられていました。

現代の病院では病室ごとに速乾式アルコール消毒液が設置されているのが常態です。

ですから病室に出入りの際には必ず手洗いをするのですが、

インフルはともかく、ノロはこれでは不十分なんだそうです。

流水。これがポイントなんですね。

取材を受けていた看護師さんは、1日に30回以上手洗いをしている、と言っていました。

言葉通り「命取り」になりかねないので、本当に医療機関や介護施設は神経使いますよね。


皆さん、お気を付け下さい。

手洗い・うがいは徹底的に!

2012年2月15日水曜日

リハビリ室エアコン更新

前回のレポートでも少し触れました。

当地方ではだいたい鬼祭りを境に少しずつ暖かくなっていきます。

地球温暖化が叫ばれる昨今ですが、今冬はとにかく寒い。

そんな中、リハビリ室に4基あるエアコンの室内機のうち2基が壊れました

幸いなことに、比較的日当たりのよいエリアであることと、2基は稼働していましたので

「何とか凌いで」、という感じでしたね。

もちろん、手をこまねいていたわけではなく業者さんと折衝して発注し、

そして2月15日(水)に工事を行いました。

広く流通していた機種ではなかったためか部品がなく、トッカエです。

室外機も室内機も新品になりました。

(左が旧型。右が新型。コンパクトですねぇ。奥に見えるは市役所です。)

(室内機も以前のものに比べるとコンパクトになりました。)

(スイッチ類もデザインが大きく変わっています。旧型はフタが外れやすい。)
当院は南に面しているので、晴れている日は冬でも室内は温暖です。

その代わり、夏はたまんない!のです。

とにかく、まだしばらく寒い日が続きそうなので利用される方に朗報と感じてもらえれば。

ながらくご迷惑をお掛けいたしまして、申し訳ございません。

ただ、節電のため設定温度をあまり高くできませんので、悪しからずご了承ください。

2012年2月4日土曜日

豊橋の鬼祭り

当クリニックから国道沿いに300mほど西へ向かうと

安久美神戸(あくみかんべ)神明社があります。

市電の豊橋公園前電停から徒歩1分。

この安久美神戸神明社の「本殿」、「幣殿及び拝殿」、「神楽殿」、「神庫」、「手水舎」は

平成22年9月に登録有形文化財に登録された貴重な地域の財産です。

七五三や結婚式などでお世話になった方もいるでしょうが、

何と言ってもココは鬼祭りで有名な神明社です。

豊橋の鬼祭りは重要無形民俗文化財(昭和55年2月)で「天下の奇祭」と云われます。

(それに先んずること昭和29年3月に無形文化財として指定されています。)

毎年2月の10日と11で行われておりまして、

メインの「赤鬼と天狗のからかい」は11日の午後。

最後は厄除けの飴が白い粉と一緒にぶちまけられるので、

見物客も皆真っ白という様子がよくニュース等で見られます。

前日の10日は「門寄り青鬼」行事があり、

周辺の民家などに子鬼である青鬼が訪れます。

当クリニックにも訪れる予定になっており、その際は診療を中断して迎え入れます。

(緊急性の高い診療を行っている場合はこの限りではありません。)

下の写真は、もう7年前のものですが、


鬼祭りそのものが厄除ですので、触れてもらうことで厄を除くことになるのでしょうか。

とにかく、頭をなでてもらおうとする人が多いです。

平安時代が発祥の鬼祭り。

是非ともご覧あれ。